若 旦 那 の
の ほ ほ ん
天 橋 立 雑 記 特別編
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偶然×3で、出川さんとばったり!
2004年2月4日午前8時
前夜3時までHPの全面リニューアル用のコンテを書いていた私は「おくれるでー」の母の声に目をさました。今日は母を送って神戸まで行きそのまま京都に廻る予定であったのだ。朝から小雪がちらついていた。一応この宮津にも通勤渋滞があるので8時には町を抜けICに着いていたい。眠い頭も動き出す寒さの中を駐車場に向かいあわてて出発。
【偶然その1:携帯を忘れる】
縦貫道の手前で携帯を忘れたことに気づく、が・・・、ここで取りに戻ると10時までに神戸に着けない・・・。『まあえぇかぁ、JC卒業してから最近携帯もあんまり鳴らんシィ』などと考えながらあきらめて携帯なしの一日を過ごす決心をする。
母を神戸元町でおろす、予定通り10時に間に合う。私の約束は京都で15時。時間余りすぎ。大阪のヨドバシカメラで時間をつぶし、名神で京都へ。それでも時間があるのでプラッツの無印と西院のジョーシンへ。それにしても宮津から神戸の元町まで高速道路で1時間30分。すごい時代になったものだと改めて感心する。15時から京都で打ち合わせが始まる。話は延々続く。母との待ち合わせは京都駅に17時。私、四条烏丸。普通なら四条高倉の大丸あたりで待ち合わせるが・・。
【偶然その2:京都駅中央改札口で待ち合わせ】
母は
京都駅がいいという。しかも車でいく人間には非常に面倒な中央改札口。伊勢丹の駐車場に入れるだけで10分くらいの遠回り。しかし、母はここしか知らないと言う。
今17時を回った。トイレに立った間に携帯をしようとするが・・、携帯が無いのを忘れてた。(携帯が無いと相手の番号がわからない)結局連絡できないまま1時間以上遅刻で京都駅に向かう。
母、怒ってる。約束より30分前に来たから2時間近く待ったという。
【偶然その3:京都駅ビルで食事】
いつもなら大好きな京都のラーメン食べ歩きに付き合わせるのだが、この日は母のリクエストで駅ビルの11Fのハマムラへ。中華料理。夜景がとてもよく見える席に通される。母、蟹のコース。私、担々麺と点心。ここに来ても母はカニ!私、麺類(笑)満足、満腹。母の機嫌も治ったよう。
「ラーメン好き:食べ歩き派」には許せない10F(笑)を素通りで1Fにおりる。寒い、とにかく寒い、母もこの寒さの中、よく待ってたものだと改めて感心する。すれ違う人の来てるダウンのジャケットが気になる。この冬、パタゴニアかノースフェイスのがほしーなーなどと思いながら立ち止まった横断歩道で、目の前に私の好きなそのジャケットを着た人がいる。いいなーパタゴニアだろーなーなどと見てると、横にいた高校生が
「しばいたれ」
「それはお笑いのヤツでもあかんやろー」
「ええやんけ、・・わ、やし」
という会話が聞こえる。ふとその反対側を見ると携帯で写真を撮っている女子高生。
その隣には小脇にビデオカメラを抱えた怪しいヤツ・・・。???・・・
「!」あ、テレビのロケ!っと思って母に
「出川や!」
と言うと前に回り込んでなめるように見てる。
自分の母親ながら関西のおばはんパワーに少しひいてしまう。そのとき出川さんが手に持っていたものを広げた。千円札をはさんだお品書き?
「!」
あっあれか!日曜日に朝にやってるヤツ!ゲストが二人いて、ゲームで王様とガリバーくんと呼ばれるそんな役を決め、方やデラックスな旅、方や貧乏旅行。どうやら今回は出川さんがそのガリバーくんらしい。
お品書きには
「せこがに・きのさき・
みやづ
」
と書いてある。旅の目的がせこがにで、目的地は城崎か宮津、どちらでもいいみたい。
「私、これから
宮津に
帰りますよ」
と声をかけると、それまで迷惑そうにしていた出川さんの表情が変わり、テレビで見るあのテンションの「出川」になる。
「あわぁわぁわぁ、神様ー」「あわぁわぁわぁ、おにーさまー」
と出川さん連呼。
人が集まってくる。ディレクターの判断で私の車まで移動。
19時15分。車に乗り込むといきなり「俺、変な臭いしませんかぁー大丈夫すっかぁー?」と出川さん。聞けば罰ゲームで正露丸やらわさびを食べさせられたそう。今日の収録は岡山がスタートでゴールは京都市内。王様のおさるさんは京都でゆったりらしい。「あいつが夜の祇園町で王様になるのがくやしいっすよー」と何度もぼやく。ゲームに負けたのが本当に悔しいらしい。「この番組やらせなしですから、怒っちゃう東京のタレントも多いんですよぉ」と教えてくれる。これから約二時間かかると告げた。いかにこの時間、他力で宮津に行くのが困難か教えた。そして私も上に書いた3つの偶然が重ならなければここにこの時間居ないことも話した。だんだん出川さんのテンションが下がっていく。とりあえず宮津に向かっているがどこに行くつもりだろう?
私:「宮津のどこ行くんですか?」
出川:「港に・・」
私:「着いたら22時位だから誰もいないですよ」
出川:「あわぁわぁわぁ・・・、誰もいないですか・・。」
私:「とりあえず今日は遅いのでうちに泊まりますか?」
ディレクター:「ルールでお金かかるところだめなんです」
出川:「泊まろうよ〜」
私:「お金いりませんし・・」
ディレクター「ダメ」
私:「雪も積もってるし無理しない方が・・」
出川:「あわぁわぁわぁ、雪ですかぁ・・・・・・・・・・・・・・ふぅ・・・ハァ・・・」
困ってる出川さんの横でディレクターの
目がキラリ
と光るのをルームミラー越しに見た。
(私:テレビ的にはおいしぃ〜んやろうなぁ)
出発時、TVで見るあのテンションの出川さん
宮津に近づくにつれ増える雪に目もうつろ
京都市内の渋滞を抜け沓掛から縦貫道に入る。丹波で一旦下道におりる頃には路面の光方で外気がグンと下がったのがわかる。それに併せて出川さんの
テンションもグンと下がる。
去年までレギュラーででていた負けたら自腹で食事代を払うという、あの番組で負けたときの顔になってる。聞けばあの番組マジで自腹で払っているそう。
「やべっちの50万と僕の50万じゃぁ価値がぜんぜん違いますよぉ」
と真剣にぼやく出川さん。「でも出川さん、911乗ってるんでしょ」と、私よけいな一言。
この後、この時間宮津でどこに行くと人がいるか(お金のかかるところはダメ)という話をマジにする。カニは明日宮津の港か公設市場に行けば何とかなるからとりあえず今日どこに泊まるか?地元の人と知り合いたい!出た結論、昨年できた智恵の湯という外湯の足湯ならただだし閉館前の時間帯は近所の人が多いからそこに行って地元の人に出会おうということになった。そのアイデアを出した後出川さんに「
おにいさまはエンジェルですよ!
生まれて初めてでしょ!エンジェルって言われるの・・・」
その温泉は21時までに入らないとダメ。今、綾部で20時30分。何とか間に合いそう。
しかし、この番組はやらせでは無い代わりに、下調べも全くしてないことがわかった。
綾部から再び縦貫道に入る。トンネルを抜けるごとに雪の量が増えてゆく。
「あっ雪だ!」
と今回初めての雪を見てはしゃいでいた出川さんのテンションもトンネルを抜けるごとに再び下がり出す。すごくピュアな人なんやぁなぁ。舞鶴大江ICをすぎる頃には完全な吹雪。気分転換にと思い自宅にいる妹に電話する。
母:「ひろこちゃん、今二人お客さんお連れするし、出川さん」(私:おっ、よそ行きの言葉や!)
妹:「どこの?」
母:
「出川さんやん」
妹:「だから誰?」
母:
「デ・
ガ
・
ワ
さん」
妹:
「はぁ?」
出川さん:「俺もまだまだっすっね!もっと勉強します!」
母:「だから、テレビに出てる・・・」
出川さん「俺、かわりますよ!」
そんな会話でよけいに
テンション下がる。
涙目が完全に泣いている。
20時50分、猛吹雪となった宮津の町を抜け天橋立駅まで行く。誰も歩いていない白い吹雪の道に温泉のオレンジ色のライトアップが見えてくる。
吹雪の中到着、もう完全に涙目です
温泉は定休!やけっぱちのピース!
温泉の前にある駐車場の様子が変・・・。車もないし人の気配がしない。
あわてる私「!」「今日は第一水曜日や!」そう、月に2回しかない定休日だったのだ!落ち込む出川さん諦めきれず定休の札の奥にある足湯をのぞき込んでいる。座り込む。
その時私は
再びディレクターの目が光る
のを見た。
(私:テレビ的には非常においしぃ〜絵やなぁ、このシーンは絶対に使われるやろなぁ)
その後偶然駅前の土産物店「松和物産」の小田さんを見つけ二人は行ってしまう。その様子をしばらく見ていたがどうも話が通じていないらしく困っている。駐車場に車を止めに行き戻ると岩滝方面に歩いていく二人とすれちがう。小田さんに挨拶をし話をしていると暗闇の中にゆらゆらと浮かび上がるビデオのライトがだんだん小さくなっていった。お約束の雪道での転倒を繰り返しているようだった。
翌日聞いた話では教えたとおり宮津の港や公設市場あたりをカニを求めてうろついていたらしい(笑)
私と別れた後二人がどこに泊まったかはわからない。22日の放送が楽しみである。
でも、30分番組なので私が映るのは10秒くらいなんだろーなー?
今回、
私が携帯を忘れなければ
京都駅にあの時間に行くことはなく、
出川さんに会うことは無かったろうし、出川さん側から見ても私が携帯を忘れなかったら、宮津ではなく城崎に行く人に出会ったかもしれない。何よりも出川さんがゲームに負けなければ、あそこには、おさるさんが居たかもしれないのだ。
出会いを招く、偶然は不思議で素晴らしい。
追記:今回の出会いの一番の功労者?は寒い中2時間近く私を待っていた母かもしれない・・・。
(2004年2月9日05時04分 記す)
いただいたカンテーレの”ハチコ”グッズ
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