日本酒・焼酎・自家焙煎珈琲の「dining bar 珠庵」と店主

語ろうか。味わおうか。 新しい味との出会いをあなたに。ついでに店主との出会いも。

 dining bar 珠庵は、世界の珈琲を前日自家焙煎。そして酒匠の目利きと足で集めた美味しい日本酒・焼酎を、お食事に合わせてお楽しみいただける、ちょっとお洒落な空間です。

自分の舌で「旨い」を確かめる。酒匠である宿主と共に。

天橋立 珠庵(じゅあん) 朝は自家焙煎珈琲。夜はこだわりの日本酒や焼酎。日本酒ソムリエ =「酒匠」である宿主が、最適な味をご提案させていただきます。
 世の中は情報だらけです。インターネットで調べれば「旨い珈琲」「旨い酒」はすぐに分かる。しかし、それは本当にあなたにとっての「旨い」でしょうか?本当の「旨い」とは、新しい発見との出会いそのものであり、その基準は十人十色のはずです。
 他人の情報を鵜呑みにせず自分の舌で、ご自身の「旨い」を確かめて頂きたいと思います。どうぞ新しい味わいとの最高の出会いを果たして下さい。

「丹後天酒」 縁起がよい酒発祥の地、丹後地方から

tensyu まるやすの宿主古田は地元丹後地方で、地酒振興の総合的なプロデュース活動を行っています。丹後天酒とは、その取り組みの総称にあたる言葉であり、地酒を中心とした、丹後の「文化・歴史・風土」の総合イメージコンセプトです。

 丹後一の宮 元伊勢籠神社所蔵の文献に「伊勢の酒殿明神は丹後国より勧請す。和朝の酒の根本是なり」とあり、丹後は伊勢神宮に酒を伝えた起源地であると伝えられています。日本酒はもともと神に捧げるものですが、丹後はその大元になっている土地です。その他にも、万病に効くとされた酒造りが上手だった羽衣天女の伝説、月の輪田での稲作発祥の地であることなど、お酒にまつわる神話が多い地域です。

 このようにお酒と縁の深い丹後の地で味わう日本酒は、まさに縁起もよく、格別なもの。宿主古田は、このような深い歴史文化のある丹後地方を起点に、全国に日本酒の魅力を伝えるべく活動を行っています。

地酒・焼酎・自家焙煎珈琲・音楽 珠庵のいろいろ

珠庵庵で味わう

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確かな日本酒・焼酎

 食事と日本酒の運命的出会い=それが日本酒ソムリエ「酒匠」の目指す仕事です。珠庵には季節限定「宮津」などの地酒をはじめ、店主が全国を歩き足で集めた日本酒や焼酎がいっぱい!どうぞ、お好きな酒器にて。

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自家焙煎珈琲の朝

 その日に合う日替わりの銘柄を選んで前日自家焙煎(ロースト)し、丁寧にお出しする珠庵のコーヒー。ブラック派のために砂糖とミルクを別料金としております。珈琲が苦手…という方にこそ、ぜひお試し頂きたい一杯です。


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季節のお食事

 お食事を珠庵にてじっくりとお楽しみ頂くこともできます。食事の風合いを引き立てる重厚なカウンター。お客様の旅路を引き立てる新鮮なお料理。さらに心を盛り上げる良質のお酒。珠庵の柔らかい光の中でお楽しみください。

珠庵を楽しむ

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見て欲しい景色がある

 珠庵にさりげなくある壁掛けモニターは厚さわずか3.9cm。その目的はお客様の旅をよりよく演出するための仕掛けです。私が撮りためた「観光ガイドにない天橋立」の写真を大型モニターでご覧頂き、ガイドBOOKに載らない天橋立をご紹介します。

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聴こえてくる名脇役

 壁に埋め込んだオーディオ。主張しずぎず、かつしっかりとそこにある、音の演出です。新旧のシステムを織り交ぜたオーディオシステムでJazzをはじめ、珠庵の空気を引き立てるための音楽をゆったりとお楽しみ下さい。

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茶室を想わせる空間

 呼吸する素材「珪藻土」であしらった趣ある内装。間接照明によるあたたかい光でまとめた珠庵の空間は、和モダンの茶室を思わせる雰囲気です。入り口は一見、客室かと思うような場所に、突如現れるdining bar「珠庵」。それは一種の隠れ家的感覚かもしれません。

酒匠である宿主が「日本酒学講師」に変身

洋酒
酒器
じゅあん

 愛する天橋立への趣味とこだわりを、よりよい形でお客様にご提供したい。そのシンボル的存在である場所「珠庵(じゅあん)」に入った瞬間、私は宿主から「酒匠」となります。そしてさらに、「お酒を学びたい」とお思いのお客様に対しては「日本酒学講師」と変身するのです。
 日本酒学講師とは、「きき酒師」「焼酎アドバイザー」等の上位資格であり、一般の消費者に広く日本酒や焼酎の魅力を伝えていくインストラクター的存在です。まるやす宿主は、「酒匠」であると同時に「日本酒学講師」の有資格者です。
 お酒に関する知識と技術は酒匠として。日本酒学講師としては、知識を「教える立場」として捉えています。

仕掛けを考える

 ここは私にとって、かけがえのないセミナールーム。質の高いセミナーにはお客様の喜びと講師の喜びが同時に生まれる瞬間があるはずです。日本酒学講師となった宿主は、お客様と日本酒の関わりがより素晴しいものになるよう、日々「仕掛け」を考えます。

店主が密かに期待する反応

  • 「ここで日本酒を覚えました」
  • 「日本酒って奥が深いですね」
  • 「ここでコーヒーが飲めるようになりました」
  • 「私お酒が嫌いだと思ってました」
  • 「これならブラックでも飲めますね」
  • 「お酒をお食事に合わせるの楽しいですね!」
  • 「ご主人すてきですね!」

ゆったりと時間を楽しむ。「珠庵」命名の由来によせて

じゅあん 珠庵は、民宿や小さな宿にはなかったであろう「なごみ処」。文珠菩薩の「珠」と茶室のテイストを、という意味から「庵」をいただき、珠庵(じゅあん)と名付けたのです。

ゆったり楽しんでほしい だからカラオケはありません

 茶室の雰囲気を意識し、ゆったりと時間を楽しむのが、珠庵のコンセプト。このためカラオケは置いていません。夜はJAZZ、朝の珈琲タイムは60年代70年代ポップスなどの良質な音楽と、美味しい珈琲や地酒で、じっくりとお楽しみください。

お子様を寝かせた後で

 広間でのお食事後にお子様がお眠りになったあと、大人の時間を楽しみにどうぞお越し下さい。珠庵は飲酒を伴うことを前提とした場となりますので、お子様連れの方には主に広間でのお食事をご提案しております。

 基本的に珠庵はお酒を楽しみながら食事を召し上がりたい方、1名〜6名様限定で、ゆったりとした大人の時間をご提供しておりますが、お客様のご都合に合わせて対応させて頂きますので、ご相談ください。

お酒について

 丹後の旬の素材のお料理に合わせて、献立毎にあわせる、選べる楽しさにこだわって各種お酒をそろえました。

 珠庵でお奨めする地酒は「宮津」(季節限定品)をはじめ、玉川の純米酒などの地元ならではの個性派の日本酒が勢揃い。その他、店主が全国を歩き足で集めた日本酒がいっぱいです!是非日本酒を食中酒としてお食事に合わせてお楽しみ下さい。

日本酒  また、焼酎好きの店主が自分の舌と喉で集めた美味しい物をそろえました。プレミア焼酎と言われる「高くてそれなりの味」よりも「これ知らんかったけど美味しいね」と言っていただける焼酎を探しました。地元の逸品「米焼酎のくろくち」と、地元産ではありませんが「特蒸泰明」、知る人ぞ知る「青酎」、「明るい農村の赤」、「伊佐大泉」が特にお奨めです。ただ今42種類。4勺525円(税込み)〜。

 この他、梅酒、泡盛、ビールも各種取り揃えています。

レギュラーの日本酒

まる田・天明・仙禽・浦霞・磯自慢・醸し人九平次・悦凱陣・竹鶴・司牡丹・天狗舞・菊姫・黒龍・そして地元の玉川・香田(ハクレイ)など

在酎

青酎・百年の孤独・愛子・赤霧島・明るい農村(赤)・農家の嫁・明るい農村蒸留したて・特蒸泰明・川辺・黒騎士・たんこどん・たなばた・三岳・薩摩茶屋・九代目・茶屋・伊佐美・中々・サトウキビ畑・朝日・昇龍・隠し蔵の三悪人・タイガーアンドドラゴン・伊佐舞・深山美栗など

珈琲について

コーヒーをいれる
 スプーンを珈琲に浸すだけで温度と香りが変化してしまう。珈琲は本来、とてもデリケートです。個性をもった各々のコーヒー本来の香りを引き出すため、あらゆる工夫を繰り返しています。

 珠庵では、ブラック派のためにセパレート料金を採用しています。珈琲340円、ミルク20円、砂糖30円。ミルクは低脂肪タイプ、砂糖はミネラルタップリのカリブ海産と種子島のサトウキビから作られたモノです。

オーディオシステムについて

 珠庵のオーディオシステムは、1987年製のsansui AU-D607XでJBL4312Mをドライブ。音源は1980年代のFMチューナーTechnicsのST-9038T、YAMAHA T-2と現代のマランツのDVDプレーヤー。そしてパソコンに取り込んだmp3データをLAN経由でI-OデータのAVeL LinkPlayer で再生するという、過去と現代のシステムのいいとこ取りのシステムです。

モニター観光ガイドについて

壁掛けモニター

 この天橋立には店主が見てほしい景色がたくさんあります。しかし残念ながらそのほとんどが商業的なガイドブックには載っていないのです。

 なぜか?それは何気ない道ばたから見る夕日の綺麗な橋立であったり、車では行けないような場所であったり・・。誰も広告なんか出さない場所なんです。ところが…!

 そんなマイナーな場所の景色が良いんです!

 せっかく天橋立に来られたのなら当たり前に橋立を歩いて終わり、展望台に登って終わりではさみしいですね。ですから、珠庵のモニターを使って私が撮り貯めた写真をご覧いただきながら穴場観光ガイドをしています。